FLOW 製造工程
FLOW 製造工程
不燃木材の製造工程は、材料の準備から出荷まで、約60営業日〜90営業日の期間を要しますが、
「なぜ、そんなに納品まで時間がかかるのか?」という疑問を持つお客様もいらっしゃるかと思います。
不燃木材の製造における各工程でどのような事をしているのかを、ご紹介致します。
1 材料受け入れ・一次加工
材料受け入れ
お客様より、木材の搬入がありました。加工のスタートです。
一次加工
6軸モルダーで、受け入れた木材の厚さ・幅・長さが均一になるように処理します。
ナンバリング
木材にナンバリングする事により案件と数量の目安にします。
2 一次検品
下記の作業は木材1本ずつ、手作業で全数行います。
含水率測定
木材に含まれる水分量を測定します。
重量測定・目視検査
木材の重量を測定し、傷や反り、曲がり等を全数検査します。
3 薬剤含浸
薬液調合
薬液を調合します。
これから製造する製品・重量に応じて、使用する薬液を、決められた濃度に調合します。
含浸装置へ木材の挿入
金属製のバットに木材を入れ、含浸装置に挿入します。
含浸処理
含浸装置により、木材を薬液に真空加圧含浸させていきます。減圧処理2時間・加圧処理40時間以上を要します。
4 洗浄及び、二次検品
洗浄
木材の表面に残っている薬液を洗浄して取り除きます。乾燥の際、薬液が表面に残らない為、白華現象の抑制になります。
二次検品
洗浄後、STEP2と同じように、1本ずつ、全数の水分量測定・重量測定・目視確認を行います。
薬液注入量算出
薬液注入量の算出を行います。
5 乾燥および三次検品
養生乾燥
急激な乾燥は木材の割れや反りが生じる為、まずは浅積み(さんづみ)で15日間、養生乾燥させます。
本乾燥
14日間~28日間、蒸気を用いた木材用乾燥機により、低温(最大温度65度)で本乾燥を行います。
三次検品
乾燥後、STEP2と同じように1本ずつ、全数の水分量測定・重量測定・目視確認を行います。
6 加工・塗装・仕上げ
加工
6軸モルダーで、羽目板やルーバーなど、ご依頼内容に応じて加工を行います。
塗装
ご要望に応じて、ウレタン塗料の塗装などを行います。
仕上げ
ワイドベルトサンダーで最終の表面仕上げを行います。
7 梱包・納品
検品・梱包
最終の検品を行い、梱包します。
納品
トラックに積み込み、納品となります。
FACILITY 設備
含浸装置 2基
木材に薬液を含浸(がんしん)させる装置です。
木材を薬剤に浸けるだけでなく、圧力をかけて薬剤を木材の内部に浸透させる事で、より燃えにくい材料になります。
小|処理量0.5立方米/回
大|処理量1.5立方米/回
乾燥設備 6基
薬液に浸った木材を乾燥させる設備です。
急激に乾燥させると木材に反りが発生する為、一定の温度で時間をかけて乾燥させる事が必要です。
小|2基 乾燥材積
各2~3立法米
中|2基 乾燥材積
各5~7立法米
大|2基 乾燥材積
各10~15立法米
6軸モルダー 1基
木材を加工する設備です。
6つの回転刃(軸)を持ち、木材の上下左右、さらに上面や底面など複数の面を一度に削って滑らかに仕上げたり、複雑な形状に成形したりできる設備です。
6軸モルダーにより、羽目板やルーバー等に仕上げを行います。
ワイドベルトサンダー 1基
幅広の研磨ベルト(サンドペーパー)を高速回転させ、木材の表面を均一に削り、平滑に仕上げる設備です。
納品前の仕上げに使用します。
洗浄設備 1基
薬液の含浸後の木材の表面に残っている薬液の洗浄を行う設備です。
塗装ブース 1基
木材への塗装(ウレタン塗装等)を行うブースです。
クロスカットソー 1基
長い木材を、必要な長さに切断するために使用します。
常時外気にさらされる場所など、多湿となる環境では白華現象が起きる可能性が高くなります。